ミロ展行ってきました。
久し振りの美術館です。コロナ騒動あってからずっと行ってなかったので2~3年ぶりくらいになるんだろうか。
渋谷自体もめっちゃ久し振り。渋谷なんてBunkamuraミュージアムにしか用無いからな。前来たときも工事してた気がするんだけどまだやってるのか?東京の主要駅周辺いつも工事してるイメージだ。
ミロ展とても良かったです◎
絵の具や紙の素材感やタッチで遊ぶようにのびのび描いてる。削ったり重ねたりぼかしたり点描を打ってみたり水で薄めたり。キャンバスや絵の具だけじゃ無くて植毛紙や木の板、他の印刷物などいろんな素材をも使って表現をしていた。
私は美大でこういう絵が描きたかったんだなと正解を見せられた気がしました。絵の具だけで真面目にモチーフを写真みたいに見たまま描くよりいろんなもの使って自由に、囚われずにものを書く。予備校での受験油画を引き摺って形の正しさにどうしても囚われてて窮屈に描いてたな…。私ミロになりたかったわ…。というか美大時代にミロのこともっと知っとけば或いは……。少なくとも作品作りを重荷に思うことはなかったかもしれない。そう思うくらい私が進むべきだった方向性の完成形だった。
ミロ好きになりました。
あとこんな事言うのはあれかもしれないけど絵の中に出てくる奇妙なプロポーションの人間や生き物はゆめにっき感あってそこもキャッチーで良かった。
展覧会自体はミロと日本の関係みたいなのをフォーカスしてました。過度な自国上げはあまり好かないのでスンッってなる所は少々あったけどミロがジャポニズムの渦中にいて影響を受けていたのはよく分かった。最後の方の展示にミロの日本の蔵書が並んでいてそこで今まで見てきた作品に既視感を覚えて、確かに影響受けてるなーと実感できる。あ~ミロ埴輪好きそう~って思ったもん。良い配置だった。
あと日本人の友人との交流や共同制作が良かったな。お互い思い合ってる感あって。その中で手づくり諺という詩の本みたいなものがあったんだけどそれが好きだ。あれ書籍になってないのかなあ。流石に書籍になるほどの量はないのかな。
詩…良いよなあ。すげえインスピレーション湧く。詩は谷川俊太郎と最果タヒくらいしか読んだことないからもっともっと開拓していこう。
ミロに限らずだけど芸術家はフットワークが軽いし色んな事チャレンジするよな。ミロはタペストリー制作に俳句やら版画やら陶芸までどんどん取り入れて。彼の世界が広がっていくのを追っていたら死んでた向上心がいくらか息を吹き返した気がします。私も漫画以外の事したいな。そうだな…釣り…とかしてみたい。
恒例のお土産コーナー。めっちゃ久し振りだ…。
買ったのはマグネットとアクキーと靴下。靴下めっちゃ可愛くない?
ミロの絵の奇妙な生き物たちはグッズ映えしますね。他にもアクリルマグネットセットが欲しかったんだけど金の都合で断念。。。
渋谷は歩きにくかったのですぐ帰路に着きました。
ゴンチャの新しいドリンクがきな粉黒蜜ウーロンティーだったので飲みながら。うまい。これだよ。
本当に久し振りに美術館遠征したからかなりリフレッシュできたかなあ。このまま習慣づけていきたい。次はどこ行こうかな…。気になるのは上野リチの回顧展と視覚トリップ展かな。フェルメールもやってるね。前行った気がするがあれはなんだったっけな。あんまり本人の絵が無かった気がするから改めて行くのも有りだ。
自分の生活が立ち直っていく。大分QOL上がりました。満たされていく…。