Hyper Carronade

灰色のはい

コロナは陰性でした。

気が付いたらこのブログの存在を忘れている。

書きたいことがめっきり減りましたね。特に何か特別なこともしていないですし。

最近は体調を崩しまくって一ヶ月くらいまともに働けませんでした。ただただ食って寝るだけの、人間性を失った生活しかしていませんでした。体調悪いからそれは仕方ないんですけどね。未だに嗅覚が死んでるので何食べても味が感じられない。

家にいると駄目ですね。なーんにもやる気が無くなる。ちょっとした家事ですら面倒くさい。原稿も一コマ進めば御の字。年明けまでにこれが立て直せるのか心配です。

 

来年からは何をしようかな。仕事のやる気が無くなってきたのでやりがいのある仕事を探そうかな。まだ去年やった商業漫画の報酬は残ってるので生活は出来るし、また漫画チャレンジしてみようかな。いや辞めておこうかな…。人生にハリが無いから何か目標が欲しいところではありますが。新人賞応募はしたいかな。賞金もらえたらラッキーくらいの。

 

何をするにも遅すぎることは無い。死ぬにはいつだって早すぎる。

ネットで色んな言葉を見るけどこの言葉はとても励みになっていていつも頭の片隅に飾ってある。その言葉の通りに動けたことは一度も無いけどね。

もっと自分を肯定していこうと思う。臆病で保守的な自分が強すぎて何も出来てない。確かに出来は悪いが自分で自分を見下して否定していたのでは本当に何もなせないまま終わる。自分を愛しましょう。必要以上にネガティブにならない。

んで案じるより産むが易し。とにかくやってみること。失敗を恐れすぎたなあ。若い内にたくさん動いてたくさん失敗して経験を積むべきだった。つっても私が今までしてきた失敗は全部イヤーな感じ。取り返しもつかないんだよなあ。。失敗経験たくさんしろ云々は自己啓発系の話でよくあるけどそういう綺麗で栄養のある失敗って無いよね。キラキラ系の人間は失敗すらキラキラなんですね。

何すれば良いのかわかんね。どうやって生きていったら良いんだろう。どうしたら幸せになれるんだろう。お先真っ暗。まずはどうすれば良いかを探すところから始めないといけない。人生終わりそう。あ~辞めたい…すべてを…。

って感じです。平和な楽園のエラーです。

ごぼっおぼぼごぶぼがばっぼっ

またコロナが息を吹き返してきてうんざりっすねえ。

 

今年前半期も色々ありましたね。世界中でも個人的な範囲でも。

色々あって、しかもそのどれもが嫌な事ばかりで参りましたね。

私はネットから世界を観測するばかりでいる。精一杯自分の人生を生きる事に集中している。そんな私の箱庭は小さい。小さいんだよ。

 

30代までに死ぬつもりで雑に生きてきたせいで今ツケを払うハメになってる。

特に身体の面で苦労している。今年になってがくっと来ましたね。だって「今現在」しか見てないもんな基本…。

あれ?空木さんこの間まで死にたいと言っていたのに生きる気満々じゃないですか。死にたいと思うのは将来が真っ暗で今現在も真っ暗だからであって、人生バラ色だったらそもそもそんな感情抱かない訳ですよ。知らんけど。

という事で人生をよりよくする方に考え方をシフトしてる最中なのであります。「死ぬのはいつでも早すぎる」――私が密かに支えにしている言葉だ。

 

とはいえ失った夢が自分の中であまりにも大きすぎて、軸が折れた訳ですから今は惰性で一日を過ごしている。時々夢叶えし人々を見て、私にもああいう風になれる世界線があったはずだと思ってしまう。いやでもそもそも漫画家になるという夢に自分が本気だったかは分からないけど…。でも頑張れなかったのは事実で、頑張れない人間だったって訳で、頑張れる人になれたかもしれなかったのになれなかったわけで…。

それはともかく、心の中にあった強い力みたいなものが無くなったので何に対してもモチベが持てない状態が続いている。

何か、きらきらしてどきどきして心の底からどくどく湧いて来る熱いどろどろのものが欲しい。…お前…また夢に溺れるんか…?溺れないとやってられない。夢は見ている時が一番楽しいんだから。

私は夢を見る事以外の人生謳歌の仕方を知らない。

どんな夢を見ようか。

でも私に出来る事が限られ過ぎているし、やっぱり一番したい事が創作活動なんだよな。創作がしたい。漫画が描きたい。たくさん描きたい。

 

最近コミティアみたいなリアルイベントに自分の居場所が見いだせないのでアマゾンインディーズ漫画でも始めようかと思っている。

まだしっかりとは調べていないけどまあまあ楽しそうなのではないだろうか。ピクシブと同じようなもんでしょう。稼げたらラッキー程度の。

あと動く漫画も一回作ってみたいね。せっかく最低限の動画を作れる技術は得たのだし。

ほらわくわくしてきた。あれしたいこれしたいと思ってる時が一番楽しいのだ。単純だね。

始めた後の大きな目標はないけれどね。漫画描いてその先は無い。

 

私という人間はとても平凡でつまんなくて普通なんです。

面白い人になりたかった。すごい人になりたかった。演じてみた事もあったけどやっぱり根が普通だったから駄目だった。周りの人たちが皆個性的で武器を持ってて魅力的だったから余計に自分の枠をはみ出さない無難さが嫌だった。なんでも平等に好きになれたし嫌えたしどうでも良かったから。

当時はそんなつまんない人間の自分が嫌いで個性とかそういうものを得ようとしていた。美大に行った時は個性的な美大生になろうと少ない貯金崩して映画や展覧会を見まくった。

今となってはそんな、死にたいとか言ってナイフ胸に突き立てながら必死に自分に執着していた自分が好きだ。

私大人になったんだ。

つまらない人間なりにオンリーワンの人生を生きていて考え事をしてはありふれた回答に辿り着いている。それでも頭の中で物語が生まれる。言葉にできない感情が生まれる。それを世紀の大発見のように大声でわくわくしながら誰かに伝えたい。そんな事をしながら生きていきたい。

ちぐはぐ

急に暑いですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

夏の暑い日はなんとなく死にたい気分になります。空木にとってはいつもの感情ですが暑くて気分悪くて脳がぼーっとする時は元気が無くなるので自然とネガティブになります。

暑さのせいにしてますが様々な事に対するやる気が今ゼロで家帰ってもぼーっとYouTube眺めてる日が多い。実際若干熱中症なのかなあ。気持ち悪くなるときもあるし朝ご飯食べられないし…。やる気って言うか、モチベは低めだけどあるにはあるので元気が足りないと言うべきか。身体が重くて動かん。

とはいえこのままでは腐っていくのでどうにか元気を取り戻して行きたいのですが…。気持ちばかりが先行しています。

老いもあるのかな。疲れが目に見えて溜まりやすくなった。今日も今日とて両肩に疲労感。眼球がびくびく。

 

とりあえずコミティアにまた参加をするのでその原稿を進めないといけませんが、や、やる気が…。。

少ーしずつペン入れ進めてます。まだ締め切りには余裕があるので間に合いはするでしょう(フラグ)

短編集を出します。お話を考えるのは短編の方が得意なんですがキャラクターがぽっと出で愛着が湧きにくいため作画はあまりやる気出ないんですよね…。その辺のちぐはぐさをクリアできれば私の人生もう少しどうにかなりそうなものだが…。

キャラクターを何回でも描きたくなるようなデザインにすればいいのではと思ってこねくり回すのですが、うーん、むずい。地味になってしまう。

練習としてポケモン擬人化などやってみた。練習に…なるのか…?でも描いてる最中めっちゃ楽しかった。久し振りに誰に見せる目的でも無いガチの落書きをした。楽しく絵を描いていた頃の感覚が蘇りました。そう、絵を描くのは本来楽しい!この感覚で原稿もやりたいです。原稿辛い。

描きたい漫画はたくさんある。

この二ヶ月ほどインプットが全く出来ていなくて、そろそろマズいということで無理矢理にでも本屋行って気になる漫画と予てより読みたかった漫画を買って読んだ。全部面白かった。漫画って素敵で面白い。

描くのは好きだけど読むのは別にって感じだったのでそこもちぐはぐ。直したい。漫画自体を大好きになればやっぱり私の人生うまくいくのではないだろうか。

いつから読むのも書くのも義務感を持ってするようになったのだろうか。義務感はある程度なら推進力として強いけど気持ちとすり合わせできてないとこうしてちぐはぐになってしまうんだろう。

 

いやしかし蒸し暑い。お祭り行きたいな。屋台の香ばしい香りと明かりと蒸し暑さ。なんか夏祭り大好きなんですよね…。思い入れもあるし。花火も見たいな。

忙しかった

近況です。

直近で行ったのは宝石展ですね。あと妹の結婚式とお風呂屋さん。

 


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宝石は写真撮るのは野暮って感じですね。生で見て下さい(圧)

hoseki-ten.jp

あんな岩でも磨くと綺麗な宝石になるのは不思議だな~…。道端に落ちてる石でも研磨すればいい感じになりそうだよね。実際そういう動画がようつべにあって、道具も百均で揃えられるしやりてえ~ってなりましたね。かなり大変そうでしたが。

琥珀とか隕石とか欲しいし、化石も欲しい。ダマスカス鋼のナイフも欲しい。鉱物、いいっすね…。

 

待ち時間結構あったからポケセンへ。

 

夜ごはんは上野の「鴨to葱」。めっっちゃくちゃうまかった!!!!味はさっぱりシンプルで鴨肉がたくさん入ってて柔らかくて葱も種類選べておいしかった…。混んでたからかオーダー間違えられてたけど…。親子丼頼んでないっす…。この親子丼も家で作る物とは全然違って美味しかったです。もう一回、いや何度でも行きたいラーメン屋さんですね。

 

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妹の結婚式はとても良かったです。良くない訳ないんだよな。

お寺での式だったので、従兄の結婚式の時とは雰囲気が全然違いました。厳かで、「契りの儀式」って感じでした。少しの身じろぎも許されないような、神聖な儀式だった。自分の中の妹は私が家を出てから時が止まっていたので、いつの間にこんなに綺麗な女性になったのだろうと思った。幸せになるべき人よ。

でも披露宴では打って変わって明るく表情がコロコロ変わる私のよく知る妹でした。

披露宴も良かった。よくある両親への手紙とかも新郎が冗談も交えて読み上げていたので湿っぽくならなかった。始終明るくて妹らしいと思った。

でも新郎新婦から両親へのプレゼントが、出生体重と同じ重さのテディベアだったのがめちゃくちゃ涙腺に来た。めちゃくちゃ素敵な贈り物じゃない…?(帰り母が重くて大変そうだったが…笑)

そういやお料理もすごかったな…。世界三大珍味全部出ましたよ…。初めて食べたわ…。キャビアとかオレンジ色だったからやけに固ぇイクラだなとか思ったわ…。

 

さて妹が結婚したので身内の目は姉の私に向く訳で…。

多分結婚はしなさそうだけどねえ。10年来のパートナーはいるけど、一緒にいるだけで充分になってしまって、お互いに結婚は別にどっちでもいい…みたいになってます。するとしたら本当に体制の為にすることになる。

そもそも私の欲しい幸福は誰かと一緒にいる事で得られるものとは質が違う物だと感じてる。自分で満足いく作品を作る事にある気がする。そこに至ってないので分からんけど。もしそんな作品を作れたら、どうなるんだろうか。次の手に入れていない幸福を探しに行くんだろうか。

 

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友達が増えた話を前回したような覚えがありますが、この間はそのメンツでお風呂屋さんに行きました。

初めての岩盤浴もしました。

意外と余裕でした。漫画も用意してあって、じわじわ汗をかきながらゴロゴロしました。でもレベルごとに部屋が分かれており、私が平気だったのは一番弱い所のみでした。他はきつかった…。鼻で息が全然できなかった。火事から避難する時みたいに口にタオルを押し当ててなんとか口呼吸してました。一番きつい所は床がもう熱くて入れすらしなかった。まだまだですね。

温泉も色んな種類のものがありました。超久し振りに温泉入ったな…。ちょっと口に入ってしまったお湯が海みたいな味だったりなんだか身体がチクチクするお湯だったり浅いお湯で体を冷やしたり塩サウナや泥パックなど…。いや~気持ち良かった。

そして!やはり湯上がりのコーヒー牛乳がうまい…!

 

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てな感じで色々なイベントがありましたね今月は。コミティアもあったしね。忙しかった。

しかし金の消費速度が……。まあ、今月はしょうがないね。

次はどこ行こうかな。

7月に爬虫類の展示販売会があるらしいので行きたいんですよね。タマゴヘビちゃんが飼いたい…。

 

コミティア140の反省会

 

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本日はコミティアでした。

前回参加したときよりも人が心なしか増えた気がします。暑い。スペーステーブルの間は広く空いていて離席しやすくていいですね。

また一年ぶりの参加になりました。今後は継続して参加していきたい。コミティア、というか創作活動、自分の実力の無さに毎回嫌になるが、それもある意味刺激ですし、コミティア出なくなったら創作活動に締まりが無くなってしまうからずっと続けていくんだろう。

年々刷ける冊数が減っていって肩身狭い…。でもしばらくは辞めません…。

 

今回は新刊持って出張編集部へアドバイスもらいに行きました。また良いこと聞けましたよ。

 

まず今回の新刊の冒頭、状況設定が分かりづらい。現在どこにいて、どういう設定なのか。地獄の様相の描写もっと入れた方が世界観に入っていきやすかった。

今回は真相(?)がだんだん分かってくる系のストーリーなのですが、冒頭やキャラクター(特に景)の背景描写が足りないが為にちょっと勿体ない感じになったと。

どこかの漫画の記事でも見たけど漫画の冒頭は相当重要なのだと。

 

あとストーリーの中のアクセルの話をしてくれた。

以前別の編集さんに「絵柄に特徴がない」と言われた事があったがその話と絡めてアドバイスをくれた。

絵柄変えるのは難しいので、キャラクターデザイン(見た目から設定まで)で特徴を出す。特徴って言うか、より良くするって感じ。メリハリ。

今回の物語のアクセル役は景になる。でも空木が日和ったので景のキャラクター性が「丁度良く」なってしまい、後の展開の旨みが薄れてしまった。景の暴力的な面をもっと出すとか、服装も普通じゃ無くてヤバそうな奴にするとか、それこそ冒頭で地獄の様相を映して景が獄卒を殺しまくってるシーンを入れるとか。そうすることで後のギャップが旨くなると。やり過ぎの状態からブレーキを掛けていって丁度良くする。ブレーキの掛けようはいくらでもあるからまずはやり過ぎるくらいで。

メリハリですね。

自分の漫画を自分で読んで、まあやりたいことはやったけどなんか物足りないなーと思うことが多くて、多分その足りないのがメリハリでしょうな。

編集さんもポイントは押さえてると仰って下さったので、あとはそこをメリハリ付けてより良く見せて、分かりやすくする。

今回意識したのはストーリーのアウトラインをシンプルにすること。余計な物入れずに、やりたいことだけ描く。それは出来たと思うけど、ただシンプルにするだけじゃずっと私の課題である分かりやすさには繋がらないのだということが分かった。

 

にしてもやっぱり数も持ってないし、相当私の漫画下手くそなんだろうなあ…落ち込むわ…。

編集さんに思い切って私の漫画は下手ですか?って聞きたかった。

いいねとかの数は全てでは無いけどある程度指標にはできると思うのでね。だからといって媚びるつもりも繋がりたいタグ使う気も無いんですけどね…。

 

まあとりあえず、良いこと聞けた。プロにアドバイスもらうのはやっぱり勉強になる。研究していくようにたくさんの漫画を描きたいと思った。たくさん描きたいね!落ち込みはしたけどやる気は出てきた!うおお…!

 

設営に関してはやっとサークルクロス用意できてらしくなったと思う。ポスターは一応用意したけど邪魔になりそうだったので使わなかった。

サークルクロスの垂れてる部分に原稿の1,2ページを印刷して貼り付けてる方がいらっしゃったので今度はそれ真似したい。

反省点はゴミ入れ用のビニール袋を忘れたことですね。ゴミ結構出るから必要だわ。

 

次回、142に出ようかと思っていましたが142はまだ日付調整中ですが冬辺りですよねー…。ワンチャン年跨ぐ説ありますよね。141は9月との事で、新刊出せなくはない射程なんでちょっとまだ悩み中。うーん。

 

てな訳で今日はありがとうございました。

こんばんは。友人が増えて少し世界が広がって前向きになっている空木です。

20代前半の時は自分の未来に絶望して死にたいばかり言ってたけど生きているとやっぱり変化はあるものです。それを当時の私に言っても、今死にたいと思っている人に言ってもなんの希望にもなりませんが。

とはいえ人間50年は真理だと思っていて、50過ぎたら身体がゆっくりと限界を迎え死んでいくのだから長生きしたくないというのは変わらないですね。

 

今月と来月は大きい予定がたくさんです。2年ほどの自粛生活はやっぱり何にも起きなくてだらだらと時間が過ぎてくだけでした。この時期に学生生活が被った人達は本当に災難だな。

こうも予定が増えると金の消費も莫大に増えます。原稿料はあるものの、使いすぎるのも考え物。もっと大きいことにも使いたいですし。いい加減免許が欲しいし、絵画教室も行きたいなと。前通っていた美術予備校が一般向けに絵画教室も開いてるのでちょっと学び直ししたい。あとは家具も揃えないと…。

お金はなんぼあっても足りませんね。勤務時間そろそろ伸ばそうかな…。商業漫画やってて働けなくて単発派遣労働で食いつないで堪えてた2021年のご褒美ということで、しばらくは贅沢三昧します。いや本当に頑張ったで誰も褒めてくれないけど。

創作意欲は消えませんでした。自由になったからこそ、自分のフィールドに戻ったからこそ寧ろ高まっている気がします。ただ書くスピードは相変わらず据え置きです。ネームまでは割と早くなったと思うので、作画の時間をどうにか短縮していきたい。やっぱりどうしても絵が上手くないので練習しないとです。

 

5月5日は久し振りにコミティアに出ます。完全新作の新刊を出すのはなんと二年半ぶりです。コロナもあったし大分停滞しましたね…。

新刊の反省とかはまたイベント後に記事書きます。

今回はちょっと装丁を豪華にしました。対面する日が楽しみです。ただ時間なくて表紙の絵にあまり時間が割けなかったのが心残り…。時間はあったはずなのに…

 

私の夢はミロです

ミロ展行ってきました。

久し振りの美術館です。コロナ騒動あってからずっと行ってなかったので2~3年ぶりくらいになるんだろうか。

渋谷自体もめっちゃ久し振り。渋谷なんてBunkamuraミュージアムにしか用無いからな。前来たときも工事してた気がするんだけどまだやってるのか?東京の主要駅周辺いつも工事してるイメージだ。

 

ミロ展―日本を夢みて | Bunkamura

 

ミロ展とても良かったです◎

絵の具や紙の素材感やタッチで遊ぶようにのびのび描いてる。削ったり重ねたりぼかしたり点描を打ってみたり水で薄めたり。キャンバスや絵の具だけじゃ無くて植毛紙や木の板、他の印刷物などいろんな素材をも使って表現をしていた。

私は美大でこういう絵が描きたかったんだなと正解を見せられた気がしました。絵の具だけで真面目にモチーフを写真みたいに見たまま描くよりいろんなもの使って自由に、囚われずにものを書く。予備校での受験油画を引き摺って形の正しさにどうしても囚われてて窮屈に描いてたな…。私ミロになりたかったわ…。というか美大時代にミロのこともっと知っとけば或いは……。少なくとも作品作りを重荷に思うことはなかったかもしれない。そう思うくらい私が進むべきだった方向性の完成形だった。

ミロ好きになりました。

あとこんな事言うのはあれかもしれないけど絵の中に出てくる奇妙なプロポーションの人間や生き物はゆめにっき感あってそこもキャッチーで良かった。

展覧会自体はミロと日本の関係みたいなのをフォーカスしてました。過度な自国上げはあまり好かないのでスンッってなる所は少々あったけどミロがジャポニズムの渦中にいて影響を受けていたのはよく分かった。最後の方の展示にミロの日本の蔵書が並んでいてそこで今まで見てきた作品に既視感を覚えて、確かに影響受けてるなーと実感できる。あ~ミロ埴輪好きそう~って思ったもん。良い配置だった。

あと日本人の友人との交流や共同制作が良かったな。お互い思い合ってる感あって。その中で手づくり諺という詩の本みたいなものがあったんだけどそれが好きだ。あれ書籍になってないのかなあ。流石に書籍になるほどの量はないのかな。

詩…良いよなあ。すげえインスピレーション湧く。詩は谷川俊太郎最果タヒくらいしか読んだことないからもっともっと開拓していこう。

ミロに限らずだけど芸術家はフットワークが軽いし色んな事チャレンジするよな。ミロはタペストリー制作に俳句やら版画やら陶芸までどんどん取り入れて。彼の世界が広がっていくのを追っていたら死んでた向上心がいくらか息を吹き返した気がします。私も漫画以外の事したいな。そうだな…釣り…とかしてみたい。


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恒例のお土産コーナー。めっちゃ久し振りだ…。

買ったのはマグネットとアクキーと靴下。靴下めっちゃ可愛くない?

ミロの絵の奇妙な生き物たちはグッズ映えしますね。他にもアクリルマグネットセットが欲しかったんだけど金の都合で断念。。。

 

渋谷は歩きにくかったのですぐ帰路に着きました。

ゴンチャの新しいドリンクがきな粉黒蜜ウーロンティーだったので飲みながら。うまい。これだよ。

本当に久し振りに美術館遠征したからかなりリフレッシュできたかなあ。このまま習慣づけていきたい。次はどこ行こうかな…。気になるのは上野リチの回顧展と視覚トリップ展かな。フェルメールもやってるね。前行った気がするがあれはなんだったっけな。あんまり本人の絵が無かった気がするから改めて行くのも有りだ。

自分の生活が立ち直っていく。大分QOL上がりました。満たされていく…。