Hyper Carronade

灰色のはい

老いについて

今日は祖母のお見舞いへ行きました。

お見舞いというか、入院しているわけでは無く家にいるみたいで、従妹と私と妹と4人で普通に食事をして老人ホームにいる祖父と顔を合わせて、少しお店を見た。遊びに来たみたいだ。

でも祖母の病気は結構深刻で、手術が難しいらしい。久し振りに会ったらすごく痩せていた。元々ふくよかな人だったから、支えた腕や肩に骨を感じていよいよ祖母の「じーじより早く逝きたい」というお決まりのジョークが笑えなくなった。祖母は頭はしっかりしてるのに身体がボロボロ、祖父はボケてしまっているけど身体は丈夫。

祖父は多分会ったの2~3年振りくらいかな。驚くほど変わっていた。

老け込んだという印象は無い、寧ろ生まれたばかりの赤ん坊のような無垢な目をしていた。でも背骨は曲がっていたし肉も弛んでいたし、かなりボケてしまったね。無垢なのは記憶が失われているからなのかもしれない。どこまで忘れてしまったのか分からないけど、私たち姉妹を見た時の反応はきょとんという感じで、一応名前教えたらああ、憂か~みたいな感じだった。後から聞いたけど名前とかは覚えているらしいけど誰が誰なのかは分からないらしい。

それから10分くらい滞在したかな。その間ずっと私たちの名前を繰り返しては「なにしにきた?」と2分おきに聞いた。

同じ事を何回も聞いたりするのは私が小学生の時からそうだった。婆どこ行った?だから病院に薬もらいに行ってるんでしょ!ああ始まった、ばーば帰ってくるまでにあと2回は聞くよって。その間隔が短くなったんだな。

私の記憶の中のじーじはもっと背が高くて強気で頑固でビール臭くて優しくて面白くて私をかわいがってくれた。

最後に会ったときはもっと会話できたのに。今はこちらの言葉が通じているのか、声が聞こえているのかさえも不安になるような、目が合わないのね。うさぎみたいな丸い目。

老人ホーム初めて来たんだけど、あそこに入ると「弱い老人」として扱われるからだんだん皆同じ形になっていくんじゃないかな。憐みの目を向けられ、世話される、一人じゃ生きていけない老人にされてしまうのかもしれない。

いや、その仕事をしている人を責めている訳じゃない。実際そういう人たちに助けられているんだ。別に非難している訳じゃない。祖父だってもう83歳だし、入った入らない関係なしにそうなるかもしれない年齢だ。

これも後から聞いた話だけど、祖父に年齢を聞くと七十幾つって、年下の祖母より若い年齢を答えるらしい。新しい事を覚えるのを脳が辞めたのはその時なのかもしれないね。

こうして記憶が保てなくなるのはどういう世界だろう。

私も最近物忘れが増えた。まだ頻度が少ないが、彼はこれがずっと続いている状態なのだろうか。思い出はどうなっているんだろう。思い出すことはあるのかな。全部すり抜けるように埋没してしまったのかな。思い出せない事は存在していないのと一緒だ。今彼は何の上に立っているんだろう。

帰る時、ばいばいって手を振って別れるのが悲しくて涙が少し出た。今住んでいる所と祖父母のいる場所は遠い。そう頻繁にも来れない。

次に会う時、また私は他人に近付くのだろうな。

老いを目の当たりにして気が滅入る空木でした。

今日は祖母に無理させてしまったかな。でも時々私たちは元気ですよって顔を見せないとね。

f:id:utsuligi:20190111222048j:plain

 

今日はまず銀座に行き「続々」というデザインの展覧会を見に行き、その後上野に飛びフェルメール展、ルーベンス展、ムンク展をはしごしました。一日で4つの展覧会に足を運んだことになります。流石に筋線維がズタボロになるのを感じましたが充実した一日だと思います。少し詰め込み過ぎたかもしれませんが。

 

f:id:utsuligi:20190111223416j:plain f:id:utsuligi:20190111222509j:plain f:id:utsuligi:20190111222555j:plain

 「続々」はギンザグラフィックギャラリーで今月の26日までやっている企画展だそうで、めっちゃ面白かったです。

絵の展覧会も良いけどこういうデザイン、アイデアと研究の集大成もすごく見ていて楽しいなあ。

入口入ってまず正面に見えるのが砂丘のような白い起伏のある台にしずくのように取り付けられた水槽とその中で泳ぐ魚。一枚目の写真ですね。この水槽シリーズの作品はとても綺麗でいつか別荘なんかこさえた日にはあらゆるところに飾りたいくらい素敵でした。創作の参考にもなるのでもっと写真撮れば良かった。

あと一番好きだったのは磁石の性質を持った、動く紙「動紙」という作品群。

色んな形に切られた紙切れが磁石の力でひとりでにひっくり返ったり移動したりもぞもぞしたり這ったりする作品。中でも動きの激しかった「這う」はズモモモモという音も相まって思わず笑ってしまうくらい面白かった。

あとは紙をレーザーカットを駆使して立体的に見せたりたっぷりした透明のインクの屈折を利用した作品など、なるほどな~よく考えてよくぞ形にしたなあと感心する作品がたくさんありました。

 小綺麗で整頓されていて、それでいて斬新。デザインって奥が深い。

 会場自体の雰囲気もちょっと暗めの照明で、BGMにエレクトロニカっぽいポコポコした音楽と、動紙の動く音が聞こえて、考えられて作られていたと思う。

入場料無料だし楽しいので見て損が無いおすすめ展覧会です。

 

今日ははしごするって決めてたので早めに家を出て銀座のギャラリーに着いたらまだ開いておらず30分暇をサンマルクカフェで潰しました。お洒落~~。チョコクロワッサン久し振りに食べたなあ。 ウィンナーコーヒーを飲みながら喫煙席でタバコを吸う。もう最高に都会の若者っぽい事できた。ウィンナーコーヒーおいしいな。インスタントコーヒーと缶コーヒーばかり飲んでいる舌からしたらお店のコーヒーってすごい上品な味に感じられるんですよね。今度ドリップコーヒーにもチャレンジしてみたいな。ちゃんと器具とか揃えて。最終的に量り売りの豆を選んで家で挽いてドリップしたコーヒーを飲んで暮らしたい。

 

次は上野で3はしご。フェルメール展、ルーベンス展、ムンク展っていう字面のカロリーの高さ。本当に一月から散財がすごいや。

フェルメール展はやっぱり現存作品が少ない為にフェルメール本人の作品は一部屋分しか無かった。それでも多い方だとは思う。流石に真珠の耳飾りの少女は無かった…。いつか私が生きている間に日本に来て欲しいな。

ほとんどが私の知らないようなオランダの画家さんの絵だった。やばい、はしごして色んな絵を見過ぎて既に記憶を失いかけてる。特に言う事が無い。

そういえば受付の人とかチケット千切る人とか青いターバンをしていて衣装も青系だった。かわいい。でも真珠の耳飾りの少女はなかったのだ…。

今回パンフレットがちゃんとした小冊子ですごい親切だった。キャプションが手元にあったので混雑している中でも絵が見やすかった。

肖像画、宗教画、風景画、静物画、風俗画と各ジャンルに分けられていて、最後にフェルメールの作品という構成だった。

油彩で描かれる海すごい好きなんですよね。上がった波の水の透明感とかが表現されているとテンション上がります。綺麗だもん。静物画の中で印象に残ったのが狩りの獲物のウサギとか鳥が緻密に描かれた絵。すごいもふもふ。ふわふわ。あと印象に残ったのはキャプションも併せてモレナールという画家の農民が遊んでいる絵。こういう生活風景画は戒めの意味を含むこともあるらしいが、この画家さんは喜劇的な風俗画を得意としていた画家さんらしく、キャプションに「本作も単純に鑑賞者を楽しませる目的で描かれたものだろう」とあり、なんか好きになった。楽しませる絵って素敵だなと思った。私が忘れている事だな…。

ムンク展、ルーベンス展でも思ったけどこういう昔の絵画には特に宗教画とかはモチーフや構図にちゃんと意味があって(例えば使徒ヨハネが鷲の姿で表されるとか)、それを見る側も知識があって何が書いてあるか理解できたっていう、貴族の娯楽感があって、私なんかまったく学が無いし無宗教な為にキャプション無かったら真の絵の意味が分からなくてただ綺麗とかかっこいいしか言えないのよね。これからもたくさん展覧会行くだろうし、絵は絵でもただの絵の具の塊の画面じゃなくてちゃんと思いやメッセージがある事を受け取れる学が欲しいと思った。

肝心のフェルメールの絵だけどあまりにも有名過ぎるので今更感想は特に無いけど、画集とか教科書でしか見た事が無かった絵が実物を間近で見ることが出来るのはどの画家であっても感動する。

いやあ混んだ混んだ。

 

次にルーベンス展を観た。西洋美術館に入るの何年振りかってくらいご無沙汰してたな。他の二つに比べると空いている方だったけどそれでも混んでた。

宗教画を描く画家さん。こちらもあまりにも有名な為に、あと私の宗教画への興味が浅いので特に感想は無い。けど肉体の描写がすごい。解剖学にも詳しいらしいというかこういう画家さんって皆自分の表現の為に研究熱心なんだな。模写したり分析したり。圧倒的な知識と熱量に裏付けされた絵だ。

印象に残ったのはマルスと、キューピッドに授乳するヴィーナスの絵。現実離れした宗教画達の中ですごく温かいありふれた家庭の様子に見えて目を引いた。マルスの優しそうな顔がまた良いな。マルスは軍神で争いを象徴する神で、それが美と愛の象徴であるヴィーナスの傍らで兜を脱ぎ盾を床に置いている。愛の前に争いは緩和されるというメッセージがあるらしい。キャプション見てすげーなるほどー!と思った。宗教画はやっぱり分かると楽しい絵画なんだなあ。

 

最後にムンク展。もうルーベンス展の半ばで情報過多なのか軽い眩暈に襲われてて見えないものが見えてきやしないか不安だったけど大丈夫だった。普段は1~2つしか見ないからね展覧会。

ムンク展はめっちゃめちゃ混んでた。有名な「叫び」が来てるからかね。

恥ずかしい話ムンクの作品「叫び」しか知らなかったので勉強の意味も含めて来たのですが、なんか絵も強烈なインパクトだけど作家自身が強烈な人だったんじゃないかと思った。どぎついという意味では無いんだけど、この人もまた創作に熱狂していた人なんだなと。

自画像や人間を中心に描く人で、特ににくにくしい人間の愛憎を主題にして描いていたらしい。その背景には家族との死別が関わっていると。

叫びの絵からもそうけど不気味でシュールで少し怖い絵ですね。なんていうかもうムンク自体が怖い。熱狂という言葉が似合い過ぎる。ホラー的な怖さではない、慄くって感じの怖さ。人間を、自分を、自分の子供達(作品)を愛していたんだっていうのが分かる。本当に強烈な展覧会だった。私の今日の記憶が曖昧なのは多分ムンクインパクトのせいなんじゃないかな。一気にムンク好きになった。

色は可愛らしい色なのに怖い。

木版画になるとすごいお洒落に見えますね。個人的に版画好きだから色眼鏡かも知れないんですけど。

好きな絵は展覧会最後に飾られていた最晩年の自画像と一番初めの方にあった「スペイン風邪の後の自画像」。後者は単に病み上がりの顔を描いてるムンク面白いなと思ったから。最晩年の絵はなんか、家族の死の情景を描いた絵よりも一番死を感じる絵だった。自分の死を真正面から見つめている。なのに悲壮感みたいなのは無い。シュールさがやっぱり不気味ではあるけどまっすぐなんだなあ。なんかよく分からないけどこの絵が一番好きだなあ。

叫びも見たけど結構小さかった。どこで知ったのか小さい頃から見慣れている絵であるからなんかあの顔見ると笑ってしまうんだよね。

あと度々出てくる水面に映る月の表現が好き。

 

お土産は一番最初の写真の通り、ムンクのピンバッジと缶バッジ。この缶バッジが、絵にワニスを塗るのを嫌うムンクの作風と合わせたのかざらざらしたキャンバスバッジっていう奴でとても良かった。ピンバッジはガチャガチャ。叫びで被ったからバッジは別の柄にすれば良かったと少し後悔。あとルーベンス展のアクリルマグネット。フェルメール展のは財布をロッカーに置いてきてしまったのでお土産無し。

 

いやー、充実した。

絵が描きたい欲が補充できた。でも疲れすぎたから今日はもう何もできなさそう。

 

移動時にずっと読み進めてた「レプリカたちの夜」も読破できました。

これは中盤まで読んでたら具合が悪くなったけど、最後まで読んだ今すごい良かったーと思う。面白かった。

自我と魂の存在、静物と生物、人間とそれ以外の境界についてのお話。多分。ミステリーSF。読んでると自分の輪郭だと思っていた境界がふやけて溶けてしまうような、とにかく具合が悪くなったな。読み終わって一瞬、実は私の世界もこんな感じなんだろうかと顔を上げて電車内で突っ立ってる人達を見回したけど、例えそうであったとしてもこれが私の認知している世界で、それを現実と呼んでいて、それで良いと思っているんだ。と思った。認知できなかった世界に干渉しない限りは。知らぬが仏ってやつですね。

歯車がかみ合わないような気持ち悪さ、居心地の悪さが中盤まではある。それを踏まえた上で夜になった後の展開がめっちゃ好き。うみみずさんかわいい好き。登場人物のキャラも立っていたな。

これがこの著者のデビュー作らしく、デビュー作にして衝撃作過ぎるでしょと思った。

難しい内容でうまく消化できてないからまともな感想かけないけど、読んでみたら分かるやつ。表紙の絵もかわいいので興味あったら読んでみて欲しい。

仕事について

今日はバイト先候補である喫茶店の下見に行って来ましたが期待に反してレストランみたいにがっつりご飯メニューあるし席がもろファミレスのそれでどうしようか迷い中。制服はベストでかっこ良かったしカウンターというか店の装飾が全部黒くてちょっと居酒屋っぽくもあった。

昔ながらの静かで穏やかで温かい喫茶店で働きたいんだけど、チェーン店じゃしょうがないですよね…。

下見というかちょっと入口から覗いただけですけどね。一人で喫茶店(しかもファミレスっぽい)は私の脆弱な精神では無理でした。一緒にバイト先の下見に行ってくれるような友人は私にはいないんだ。こうなってくるとなんか肩の辺りに妖精欲しくなってきません?

ぱっと見従業員さんも明るそうな人達ばかりであの中で私がやっていけるようにも思えない。

なんか何に対しても委縮するようになってしまったな。思ったより自尊心が地の底らしい。自信が欲しい。いつからこんなになってしまったのか。生き辛い。辛い。一緒にいるだけで存在が救われるような人と暮らしたい。

まあアルバイトってフットワーク軽めな事が最大の利点だと思うし、まだ受かると決まったわけでも無し、やってみるだけやってみようか。すべてはお金の為、ひいては創作の為。

あと今やってる早朝バイトはなんだかんだ一年くらい続けてしまったけどそろそろ辞めないとしんどいわ。たった一人の大嫌いな人の為に辞めるのも甘いよなーと思ってたけどそんな根性論より自分を守ろう。職場に同年代の人間もいないし、私が気を使っているように他の人も私に気を使っているんだろうなって感じるし。私が抜けた穴は大きそうだと思うけどたった三時間の職務、育てるのに時間はかかれどいくらでも代わりはいる。

仕事と言えば、創作サイトにメッセージでどこかの編集部からコミックアプリの連載のお誘い的なのが来た。こういうメールはサイトやってるとたまーに来るやつなんだけど、いまいち信用していい物か分からなくて二の足踏んでる。コミックアプリ自体は割と有名なものらしい。編集部についてもめっちゃ検索した。とりあえずよくバズるような悪い編集部では無い事は分かった。けど縦読みスクロール漫画を多く作っている所らしい。2作品ほど読んだけど、縦読み漫画ちょっと読み辛くて苦手なんだよね…。というか私のサイトの漫画見て縦スクロール型の編集部が声をかけるってどういう意味があるんだろう。縦漫画描きたくないんだけどその辺は加味してくれるんだろうか。

商業の漫画って編集者と作家の二人三脚で作る物で、私はやった事無いから憶測でしかもの言えないけど、絶対どこかでどちらかが妥協したり譲歩したり価値観の相違が出たりするものじゃないですか。特に編集部はビジネス性も視野に入れているわけで、多分だけど妥協したり折れたりするのは作家の方が多いだろうなって思う。それを私が耐えられると思うか?それはどこの編集部であろうと同じだし今更そんな事言ってられないのは重々承知だけど、でも世の中には死ぬほど相容れない人が存在するんだよ。早朝バイトの嫌いな奴もそうだけど、蓋開けてみるまで分からないってのが脆弱な精神を持った私には非常にリスキー。その上このメールを下さった編集部は発足したばかりという事でやっぱり信用する材料に欠ける。

創作という私の人生の根幹に関わる事で賭けみたいな事はしたくない。元来山羊座AB型は賭け事に弱いんだ。

でも今の時代こういうチャンスを逃してばかりじゃやっていけないのも分かっている。

うーーーーーーん……。

どうしようね。

あかん迷ってばかりだな。慎重すぎるかな。

失敗するのが怖いや。

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

f:id:utsuligi:20190101173406g:plain

 と同時に私の誕生日です。おめでとうございます。歳をとってしまいました。だんだん誕生日が嬉しくなくなっていくけど、誰に決められた訳でも無いのにケーキを食べて祝いの言葉をもらうそんな不思議な日に甘えるのも良いですよね。

フリーターなので年末年始の感覚は無いんですが一年の区切りという事で心機一転踏ん張ってみようと思います。

前の記事にも書いたような気がするけど今年もインプットを心がけて、もっとアグレッシブに創作に取り掛かる。

なんだかんだ去年はゆっくりしてしまったからなあ。

人生を創作に捧げすぎてるなと思ったけどもう神羅万象全てが創作に繋がってくるからこれは逃れられない呪いだと思った。私は創作に生きるしかないのだ…。

あと喫茶店で掛け持ちバイトをしたい。その為に三が日終わったら下見しに行きます。

んでそのお金で自転車買ったり映画見たり印刷代に使ったり展覧会行ったりライブ行ったり登山用具揃えたりダイバーの資格取りに行ったりしたい。漫画を描く事だけじゃなくて人生楽しもう。色々やろう。どうせ不摂生な生活が祟ってすぐ死ぬんだから。

年の始めってポジティブになれるな。

この心持ちがずっと続けばいいのにな。

 

今年もぐだぐだ鬱々とブログを書きますが、また一年よろしくお願いします。

f:id:utsuligi:20181225104442j:plain

 クリスマスイブに楽しい品川へ。空がきれいに晴れていて、銀杏の木が黄色く燃えていて、赤い電車が通る。結構いい写真が撮れたのでは?踏切とか電車とか好きなんですよね。

 

まずは原美術館に行きました。

f:id:utsuligi:20181225105016j:plain

 リー・キット展やっていました。なんと私が行った日が最終日でした。特に意識して滑り込みした訳じゃなかった。

この方はインスタレーションで絵画表現を行う 、そういった作家さん。

 プロジェクターや木材とか日用品等を使って空間全体を絵画にすると展覧会説明にあった。

私はてっきりプロジェクターが照らす四角の中だけを絵画にしたのかと思っていましたが、そういえば展示室の中に普通の服とか入れるような透明なケースにプロジェクターの光を当てて壁に光の歪みの模様を作っていたし扇風機とか古めかしいよく分からない機械とかマグカップとか置いてあったな。

なんだか不思議な作品だと思った。こういうのも絵画と言えるのかーと。絵の具をキャンバスに塗り付けた物だけを絵画と言うのはもう古いのかも。最近はプロジェクションマッピングとかあるし。あれも言い換えれば空間を光で飾るいわば空間をキャンバスにした絵画みたいなもんじゃないかな。

展示室の通り道にあったキャンバスに絵の具と印刷文字が書いてある作品も好きだった。

 

遅い昼はつけめんを食べた。品達というラーメンストリートの中にある「玉」というお店だったかな?かつお節が効いてて麺も太目ですごいおいしかった!

 

次はアクアパーク品川に行きました。ちょっと水族館の資料が欲しくて。しかしクリスマスイブだからかカップルと家族連れなどで人が多くて多くて…。

f:id:utsuligi:20181225112029j:plain f:id:utsuligi:20181225112047j:plain

f:id:utsuligi:20181225112133j:plain

 この水族館の特徴はライトアップでしょうか。あとは最初のエリアに水槽がタッチパネルになっててタッチすればポケモン図鑑みたいに魚の詳細が見られたりする。正直このエリアは水槽が小さい上にパネルに夢中になって肝心の魚に意識が向きにくかった。ポリゴンじゃなくて魚見に来たんじゃい!でもこのアイデアというか、調べたらこの透明液晶パネル搭載の水槽は世界初らしくて、とても近未来を感じたのでした。これ普及していくのかなあ。大きい水槽に導入したらすごい事になりそう。出来る事も多くなりそうでとても資料的には大収穫。漫画に取り入れたい。

写真はライトアップされたクラゲとか熱帯魚とか。クラゲはやっぱり良いですよね。

f:id:utsuligi:20181225113943j:plain

脊髄みある。

例えばどこかの星に海があって地球外生命体がいたとしたらクラゲみたいな形してると思う。プランクトンとかそういう微生物なら太陽系の星にもいそうだけどなあ。エンケラドゥスとか吹き出す水の中に生物のエサになりそうな成分があったってニュースあったし。

 あとは水槽のトンネルにマンタがいた!

ナンヨウマンタという種類らしいけど、他のエイよりも圧倒的なでかさで感動した。マンタがいる水族館ってほとんど無いんじゃないかな。初めて本物見られて良かった。写真は撮り忘れたけどね。

空木の野望の一つにダイバーの資格を取って沖縄でマンタと泳ぐ事があります。

それくらいマンタ大好きなんですよね…。本当に会えて良かった。 

f:id:utsuligi:20181225121906j:plain

イルカショーも二回観ました。

クリスマスの特別ショーという事もあって混んだ混んだ。

昼のショーは普通のショーだったけど夜はプロジェクションマッピングでクリスマスっぽかったです。

推しができました。イルカの中に一匹だけ混じる真っ黒で大きな身体のクジラの仲間。オキゴンドウという種類らしいです。休憩中にエサ貰ってる所を見たら口が他のイルカたちと明らかに違うし黒い体に白い歯が並んで見えるのがめっちゃかわいかった。そもそもクジラもショーできるのか?!と思って注目してたら、クジラがプールの真ん中でジャンプをしたら天井の真ん中から出るシャワーカーテンと虹色のライトが黒い体に反射してものすごく綺麗だったんですね。もうその光景を見た瞬間推してました。

なかなかいたずらっ子なのかショーとショーの合間の時間に水槽際で何回も大きくジャンプして前の席の人に水かけて、スタッフさんが謝りながらタオルを差し出すという光景も見られた。かわいい。

歌を歌う芸もあった。クジラの声すごいかわいかった。

また推しに会いに行きたい。

f:id:utsuligi:20181225131258j:plain

 腹がはち切れそうだった。

お腹すき過ぎるのも辛いけどお腹いっぱいに食べるのも辛いよね。確か吐くまで食べさせる拷問があったような。

 

もうクリスマスか…。

年が明けるのもすぐだ。いやだー年を取りたくない…

年の瀬にこんな事書くのもあれですが、昨日ものすごい自己嫌悪に苛まれて辛かったです。寝たらなんとか持ち直しましたが。

自己嫌悪感って唐突にぐわーってやって来るから自殺するときは小さいきっかけで衝動的にやってしまうだろうなあ。でも私が死んだ後の皆の反応とか気になるから死ぬの躊躇しちゃうだろうなあ。自殺を自己表現ツールにするな。もう毎分自殺の事考えてる。頭の中で何回自分を殺したのか。

多分もっと自分には成功の経験が必要かもしれない。

今かろうじて持っている自分の存在を肯定するものって創作において過去の自分が積み上げてきた物で、それがぐらぐらするのを、見守ってくれる方々の言葉とかで補強している感じなんだけど、まだまだ力不足で頂ける補強が足りないんだ。そこでなんか、成功の経験を得る事で新しい補強材を手に入れる事ができるみたいな。

力のある人ってすごい精神的に安定感がある人が多いなあってツイッターで見える範囲で思う。そういう人はたくさん外部からの力でも補強されているんだろうなと思う。力があればあるだけ人から貰えるし、力があるから成功する。自信があって堂々としててかっこいい。その堂々とした振舞いに惹かれてまた人が集まるんだ。

力を手に入れるまではこのぐらぐら感に堪えなければならない。

というか退学を選んだショックで積み上げた物が崩れて倒れて転がっていっちゃった気がするんよね。いくつかどっか行っちゃったみたいで、絵を描くときに迷うようになったんだ。今まで描くとき悩まなくてもここはこうした方が良いっていうのが分かったのに、今は分からない。単純な画力は上がったけど表現力が下がった。機械的に人間書いて色を塗る事しかできてない。もっと頭の中にストックがあったはずなのに…。全部転がってどっかいっちゃった。

この歳で一からやり直しなんてかっこ悪くてみすぼらしくて、かっこつけた絵ばっか描こうとして結果固い絵になる。これが今の私の状態だと思う。

美大生だったっていうステータスが逆に私を苦しめるんだよね。

美大行ってたのにこの程度しか描けないんだって。全然評価もされてないし大したことがないって。この程度しか、って思われたくない。これでも積み上げた物があるんだっていうプライドがあるからこそ余計自分の力の無さが苦しくて恥ずかしくて死んでしまいたい。

じゃあそんな経歴隠し通せばいいじゃんと思うけど、ツイフィールとかサイト等に美大中退って書いているのはもうただの意地ですよね。自らステータスというハードルを設置して勝手に苦しんでるだけです。

それだけです。

今年も残りわずか。そんな雰囲気が漂ってきていますが私は相変わらず死ぬほどマイペースに生きすぎて人に迷惑をかけてばかりです。

そろそろ誕生日です。元旦です。もう人にあまり言えないような歳になりつつある。不幸にも人間の檻に閉じ込められたただのなまものでしか無いのに歳ばっかり食ってく。

創作に没頭している時だけ自分が透明で、本当に違う世界に干渉できて他が一切無い幸せな時間なのに、創作していない時は自分を認識して動かさないといけない。幸せな時間を知っているからこそそこへ逃げたくなってふとした瞬間にトリップしてしまい、結果ぼーっとして人の話聞いてなかったりするんですね。創作している人ってぼーっとしてる人多いけど皆もトリップしてるんだろうね。

ああ、明日もバイト。またなじられるのかな。バイト嫌だなあ。でも今月か、来年になったら流石に掛け持ちバイトを始めるつもり。

トリップしてしまう系の人でもいい感じに働けて刺激に溢れててお洒落なバイト先降って来ないかなあ。無理だなあ。田舎だもん。だって田舎だもん。まだ若いから今どきの若者っぽくなりたい。

 

ちょっと早いけど今年を振り返ってみる記事にしようと思う。

新しい家での新しい生活の一年目だった。家事という史上最悪の労働で一瞬気が狂れそうだったけどなんとか持ち直したと思う。ただ職場はお母さん世代ばかりで気軽に話せる人がいないし、同級生も連絡取れる人いないしで孤立気味だった。でもコミティアには高校時代の美術部や漫研の子達がスペースに来てくれたりしたから、そこで元気をもらった。

日常的に精神的な支えが無かったからなんか今自分は本当に正気でいられているのか少し疑問だ。正気なら私相当タフメンタルなのでは?

創作は結構やったと思う。と言っても例年より一本多く漫画描いたくらい。長編を三本もスタートさせてしまった。そんな予定じゃなかったのに。この間出したフェアレディはまあ来年には終わるけど、ギャ運は5年以上かかりそうだししがみちに至っては終わりの目途が無い。見切り発車過ぎたかなあ。大丈夫かなあ。

イラストは全然描けてなかったし、なんか絵が硬くなった気がする。二次創作してた時の方がのびのびしていたように思う。

アウトプットに関しては結構アクティブに行えたと思う。ティア3回出たし、持ち込みも行ったし、自分からアクション起こしてないけどしがみちがpixivコミックの月例賞で優秀賞を取ったし。そういえばその件に関してブログではノータッチでしたね。そういうお知らせこそブログに載せればいいのでは?

f:id:utsuligi:20181211233228p:plain

 

逆にインプットは少なめだった。環境の変化も大きい。近くに本屋も映画館もレンタルビデオ屋も無い。ちょっと遠出しないとそういうのにありつけないから、控えめになってしまった。電車に乗るにも最寄りまで遠いし。あと単に今のお給料じゃねえ。展覧会もかなり少なかった。これは反省しないと。インプットは20台前半までにたくさんした方がいいって高校の美術部の先生に言われてたのに。でもネトフリという超便利なサービスのおかげでアニメも観たし映画今年13本観た!世間一般の方々と比べたら少ないけど私にしては観た方。

来年は掛け持ちバイトをするから時間が今より無くなる。それでも漫画は今年と同じくらい描きたい。コミティアも出たい。刷り部数をもっと少なくしてその分装丁色々やりたい。掛け持ちバイト先で気の合う人がいればいいなあ。基本今年よりもいい年にしたいですよね。

具体的な目標立てよう。

まず創作漫画、「オーマイフェアレディ」の完成。「ギャラクシー運送冥王星行き」は少なくとも4話までを来年中に。「此岸の道すがら」も短いストーリーでも良いから3話くらいは更新したい。コミティアは二回参加でいいかな。それから投稿用の漫画も2本くらい描く。本格的に漫画家デビュー狙ってこ。まずは投稿するところから。そうしてガンガンアタックしていけばまた世界が広がる気がする。今私に必要なのは自分で切り開いた先に見える新しい世界だと思う。…いやそもそも私に人の為の漫画が描けるのか?正直、自分の漫画を描き上げた後の事に興味が無く、読んで下さった方が何か思ってくれたらいいなあとは思っているけど、それを必ずしも私に伝えて欲しいとは思ってなくて、勿論伝えてくれるとものすごく嬉しくて励みになるけど、強要するつもりもそれをもらう目的で漫画描いてる訳でも無くそういうのは本当に伝えたいと思って下さる方だけそうしてくれればいいと思ってるのね。あくまで私がやりたいのは自分の世界を描く事だけなのかも知れない。それは、プロになりたいなら駄目な事だよね。自分の漫画が読者に何をもたらすのか、知る必要はあると思う。でも自分のスタイルを捨てたくも無いんだ。どうしたものかな。

ていうか漫画目標全部で9本?ひえ…結構書いた今年でさえ5本なのに…。最悪しがみち一年放置なんて事もあり得る…。

デジタルイラストもいっぱい描きたい。今年は多分60枚くらいしか描いてないんじゃないかな?色の塗り方はしばらく今の感じでやっていく。デジタルで背景描けないのでそれも頑張ろう。

展覧会には月一でなるべく行きたいね。あと企画展ばっかり行ってるから個展とかもチェックしていこう。一人でも好きな作家さんを見つけよう。 

 創作活動を言い訳に生活を疎かにしても良くないので、ちゃんと自分の人間としての尊厳を大事にしていこう。掃除ちゃんとこまめにすること。

映画鑑賞は来年は20本目指す。

 

 さてこれらを私は達成することができるんでしょうか。志は高く持つ方が良いだろう。

 生きる力をもう少し振り絞らねば。

いやもう最近何もやる気が起きなくて。来年になったら少しは変わるかなあ。