Hyper Carronade

灰色のはい

何もしたくない無気力シーズンが来ました。

コミティアまであと一か月を切った今日の時点で新刊予定の漫画は未だプロットの形をとっています。入稿の事を考えると〆切はもっと早いので正直間に合う気がしていません。間に合っても背景全然描けないだろうなあ。

そんなときに無気力シーズン。もう生き甲斐が毎週月曜日のゾンビランドサガしかない。

プロット自体はとても楽しいです。幾度となく軌道修正や付け足しなどをしてますがギャラクシー運送に比べたらずっと安産ですね。キャラも自分の好みの感じになってくれたし。あとは結の部分を考えるだけなんですが、やっぱり漫画って難しい。

一個一個分からない箇所を解決していきたいけど今はいかんせん時間が無い。

でも私はもう焦らずに、マイペースに作品を作る。このご時世ですから、やれる事が私には実はたくさんある。早い内に結果を欲する必要も無いように思える。でも絵や漫画で食っていきたい気もするからやっぱり焦る。

 

私の好きな作家さんとか天才と呼ばれる作家さんとかを見ていると、作品の中に見えるのは作者の姿じゃなくて、ただものごとに対する作者の感性そのものが存在しているというか。でも作家の存在感が無い訳じゃない。知名度もあるし、作品に「らしさ」がある。その人が作った作品だというのが分かる。なのに、作品を通して見える景色に全く作家の姿が見えない。あれはなんだろうね?

この間は編集者さんに自分の突き抜ける部分を作ろうと言われた。

例えばこの人は車描くの好きなんだなとか、リョナが好きなんだなとか、この世界観の作り込み変態だなとかそういうの。そういうのが作品を通して分かる作品はとても良いし私ももれなく好き。

そういうガシガシ系の作家と作家が透明な作品と。

どちらもそれぞれ良い物だ。

多分私が属するとしたらガシガシ系なんだろうな。

私も個性が欲しい。私の作品だと分かるようなブランド力みたいなのが欲しいな。

ん~結構絵に個性が無いって言われたのショックだったな~…。いや、そういう事が知りたかった訳だから全く落ち込んでないけど、絵も難しいよね。

あとデジタルっぽい感じと言われたが線画は全部アナログなんですよね。広いベタ塗るところとトーンと写植がデジタル。綺麗に描けてるって事かしら(クソポジティブ思考)。無駄にトーン貼り過ぎなのかな?グラデーショントーン多用するのは大暮維人先生様を崇拝しているからですね。

 

出ない神本より出るクソ本、という言葉大好きで魂の石碑に刻んでるんですけどやれる事やらないで惰性的にクソになるより本気でやって結果クソになっちゃう方が幾分か茶目っ気あるのでコミティアの新刊もプロットとネームだけはしっかり時間取って考えていきたい。

でも出る神本には敵わないね。