自分の周りには作品を作る人ばかりがいた。
だからかなあ、良い作品を作れないと見限られるっていうか、やっぱり同じ世界にはいられないんだよね。作品について話すことも許されないような気がするんだよね。
高校の美術部とか漫研とか、友達かなって思ってたけど、私はただの同じ空間にいた背景に過ぎなかったらしい。
良い作品が作れないでこの歳まで芽が出ない私なんて友達じゃないらしい。
は~~~、なんだったんだろう。友達ってなんだろう。まじで一人しかいない。
最近は良い物と良くない物の区別もつかなくなってきた。物を見る目がなくなってきた。それが事実かすらも判断付かない。
物も描けなくなってきた。もうそろそろ何も描けなくなるのかも。
こういう時にメンタルアタックやめてほしいよね。
だんだん私から人が離れていく。自分から離れた人もいるし、離れて行った人もいる。
私にはあまり人を惹きつける魅力が無いんだなあ。良い作品が作れない私なんてゴミ…。
なんかめっちゃイライラしてきたぞ。名を上げて私から離れた事後悔させてやろうか。
友達、自尊心、技術、プライド、衰え、疑心暗鬼、そんな物達が今の私を苛むのだった。
いやだいぶ前からもう見限られてたんだろうが。
は?見限るってなんだよ、結局人間なんて人生なんて、他人にとってエンタメの一種じゃないか。楽しむために利用されてきたんだろが。そこに友情とか絆とかそんな綺麗な言葉置きやがって、そんな虚無に心を捧げてバカみたいじゃないか。
あーあ、作品作りでさえこんな面倒くさい事が起きるんだ。
どうして自分の好きに物作って無条件に幸せになれないの?
正直プロを目指すとか言うのはその方が社会的に自分の存在に説得力が増すからで、プロになりたいとはそんなに強く思っていないんだ。
中途半端な気持ちでやるなって言われそうだけど策略の一つだから許してほしい。
でも可能ならば頭の中にあるすべての漫画を完結させるまで自分の創作サイトをひっそりと更新していたいだけなんだよ。
お金もそんなにいらないし人気になりたいとも思ってない。
ただ漫画描きたいだけなんだ…。
それじゃダメなのかな…。
うう、去る者追わずの精神でいれば良いんだろうが離れた人は私にとって特別意味を持つ人だったから、その離れられたという行為によって自分の希望や在り方を否定されたような心地になっているんだ。
私を肯定するのはなんなんだろうな。その人なのかな。違うよね。だって私の神様じゃないもん。