Hyper Carronade

灰色のはい

距離について

距離って人とのも物事とのもどちらも大事だなと思う。

 

今はなんの変哲もないスーパーで働いていますが、前書店で働いていた時はすごい文学や美術書、漫画に興味を持ててました。

レジにいてお客さんが持ってくる本が面白そうだったり、出版社からの新刊の案内で気になるの見つけたり、売り場整理している時に気になる本を見つけたりできて、あの書店員だった頃はまあ何かとキツかったけど今よりもっと美術に近かったと思う。

今は美術から遠い。

バイト選び失敗したくさいなあ。オープンしたばかりの店で早速辞める訳にもいかないし辞める言い訳が無いし。近所に本屋無いし文化的なお店無いし…。

今はとっても作品作りから遠い。

まずい。

漫画なんて描いてるだけじゃダメなんだから。

友人たちは今頃毎日作品作りにめいっぱい携われてどんどん美的感覚を養っているんだろう。

以前漫画を仕事にするのが正義かとか言った気がするけど、正義かどうかはいったんおいておいて作品作りの場に自分の身を置く事は至極普通でやっぱり今の私にこそ必要な事なんじゃないかとふと気づいた。

個人でやるのもやれる人はやれるだろうが、どうやら私はやれないらしい。

仕事にすれば、距離が縮まる。

もう人に言うのも憚られる年齢になったけど諦めないぞ。

ついにあがくのを辞めた時私の中の大事な何かが崩れ去るだろうというのは分かっている。

成し遂げられるまで自分の存在を恥だと思いながら生きねばならないけど、でも作品作りの為に苦しむのをどうか厭わずに。

 

心が死んでは駄目だから距離を縮める為にまずは美術館行こうね。