Hyper Carronade

灰色のはい

大変遅くなりましたがあけましておめでとうございます。

平成も残り僅か。平成らしさ。とは。過ぎ去ってこそその色が統計的に出てくるのか。

少しずつ世界が自分の知っている世界からズレていく。

表現者になるにはそのズレを追いかけていかなければならない。

自分の中に生まれる違和感や許諾しかねる何かをあやしていかねばならない。

もちろん変わっていくこと自体が悪い事という訳ではない。良いも悪いもすべて変化しながら移り行くんだろう。私は果たして置いて行かれずについていけるだろうか。

だんだん魔法が解けていくような興醒めする時みたいな気持ちになる。

小さい頃からずっと私には魔法がかかっていて、どんな事もきっと成し遂げられると思ってた。自分の事全然好きじゃなかったけど未来にだけは自信があった。

でも思い描いていたほど自分には力が無いと未来の私は思い知り、このまま周りのお決まりの型に流し込まれてフツーの人間になっていくんじゃないかと、今まさになり始めているんじゃないかと思っている。魔法はその普通の型から私を守ってくれると思ってた。

魔法は最初からかかってなかったんだけどね。

嫌だな普通は。友達無くしてもいいから普通の女には絶対なりたくない。

新年と同時に23になった。とんでもねえ数字だ。

ちょっと踏ん張らないと私は普通になる。

自分が生まれてきたことがちょっと悲しい。