Hyper Carronade

灰色のはい

f:id:utsuligi:20170822183044j:plain


今日と明日で二連休なので午前から文化的な一日を過ごしました。
原美術館でやっているメルセデスベンツアートスコープ展に行って参りました。
チラシと入場チケットと、外国のチョコ(展覧会とは関係ない)。外国のちょっと高値のチョコは固いから溶けないと思い込んでいたのですが家に帰って見てみたらなんのひねりも無く溶けてました。やっぱり外国のチョコも等しくチョコなのだ…当たり前だな…。


原美術館は今日初めて行きましたが迷った迷った。
スマホが無ければ一生たどり着かなかったと思います。誇張表現ではなくマジで。方向音痴なもので…。失敗する理由は自分で分かっている。道の形が似てるからって軽率に曲がったりしないことだ。
この美術館は住宅地のど真ん中にありましたからね。あと自己主張が消極的でどこにも看板とかが無かったからそれも迷う原因でしたな。
いつだったか芦花公園辺りの星新一目当てで行った日本SF展のときも住宅地抜けた先にあって迷った迷った。
 
展示の感想ですが思っていたのと違う感じの面白さでした。なんだか不思議ハウス探検みたいな感じで。
三人のアーティストの展示で、映像や写真、インスタレーションの作品が多かったです。
扉を開けると一面白いタイルで埋め尽くされ展示品も白いタイルが敷かれた絵画のような形状をしたものだった『0の部屋』という展示と、扉を開けると真っ暗闇でネオンの筋だけが出口へ導いてくれるトンネルみたいな短い部屋(通路?)の展示がクトゥルフ神話TRPGめいていて楽しかったです。
あとは版画家の作業机をそのまま版画にして刷ったという作品、すごく好きでした。
原美術館は外が日本庭園みたいになっていて綺麗なんですが、版画作品と同じ作家さんはその庭園の中に置いてある室外機を『この庭園の恥部のようで、なんとか隠さなければという気持ちになりイチジクの葉を探した』ととあるインスタレーションのキャプションに書いていて、それもまた好きだった。この作家さん好きだな。ただその隠す物をイチジクの葉じゃなくてホウキにした理由がいまいちわからなかった。そのままアダムとイヴよろしくイチジクの葉で隠せばクリアに伝わるんじゃないかと思ったけどどうなんだろう。作家さん的にはそれじゃ駄目だったのかな。

あとは一番奥の部屋の展示、飛行機の機内みたいな椅子とモニターがたくさん並んでいる部屋で、それぞれのモニターには映画のような映像(実際は既存の映画ではなく指示通りに動いているだけの役者さん。それっぽい字幕もセリフではなく動きの指示。よくよく見ればぎこちなかった。)が流れていて、展示の迫力もそうだけど面白い事考えるよなあと思った。

イデアもだけど役者さんもかなり束縛を受ける作品で疲れてしまう、そういう意味でも熱量のある作品がたくさんあって総じて楽しかった。来て良かった。


ミュージアムショップも物珍しい面白い商品があって見てて楽しかった。でろんって液体が垂れたみたいな形になるブックマークやっぱり買えば良かったかな…。
 
原宿の浮世絵美術館も行こうかと思っていたけど今やっている展示より次の方が興味があるのでパスして千葉でタバコ買って帰ってきました。

 

電車内で星新一の未来いそっぷを読破しました。やはりSSとSFの神…。星新一さんの本結構たくさん読んでいるんだけど何を読んでいて何がまだなのかそろそろ分からなくなってきたぞ。

 

はー、遠出して帰ってきてまた明日お休みだなんて幸せだな…。