Hyper Carronade

灰色のはい

今日は涼しいね。風もあって良い。

これ以上熱くなられると流石に怒る。どうにもならないけど怒るよ。

原稿は多分余裕をもって進められていると思う。もっと涼しければ、もとい、部屋にエアコンがあればもっと集中できるんじゃないかな…。熱中症やむなし、今夏の目標は生き残る事。

 

今日は特に虚しい気持ちだった。普通に早番でお仕事して帰って寝て起きて今なんだけど、本当にこれだけ。

退屈ってつまり平和なんだわ。私は平和を望んでいたはずなのに退屈で死にそうだ。

 

レジ入りながらふと逃げちゃおうかなと思った。

日曜なんかあんまりお客さん来ないし仕事も無いし暇すぎるんだ。店内のDVDから流れてくる君の名はの宣伝の音も耳障りだ。

カバー折りながら逃げる自分の事を想像していた。

 

東京に住みたい。今のパートナーが県内の小さな町の郵便局でもう働いていて、そのパートナーともし結婚などするのであれば私もその町に越して一緒に暮らして、添い遂げるならきっと東京に住むことは一生無いんだろう。

この一生で出来る事っていくつも無くなってしまったんだなあ。

パートナーを裏切って、仕事場を裏切って、家族も裏切って、誰にも何も言わずに必要な物だけ持って東京のどこか安いアパートに越してしまおうか。

今の所お金はある。これは出来ない事ではない。ちょっとわくわくするね。

パートナーも仕事場も好きだよ。

東京に固執する理由は特にない。強いて言うならあちらは文化的だからだ。

ああ、職場もすごい良いところなのに、それでも駄目なんだな。つくづく人間生活に向いてないや。どうしたらいいんだろう。

作家になりたい。それだけの為だけに生きたい。

なんとなく物が作りたいなあと思う。

 

でもどうせ私は逃げることもできないんだろうなあ。一人暮らしとなるとネックなのが金銭面だ。アルバイトじゃ暮らせないなんて設計ミスだと思う。あーしんどい。甘んじてこの退屈な日々を受け入れて細々勉強していくしかないんだ。

 

しんどいな。退屈だな。でもまだ私に出来る事はあるよ。もっと苦しまなきゃな。