Hyper Carronade

灰色のはい

少年は荒野を目指すを読破しました。

大人と子供、男と女の間で揺れ動く迷子の女の子のお話でした。とっても繊細で、文学的でセリフ回しも良かった。

青春を謳歌する年齢の子供らのお話にしてはほの暗く、それもまた子供の抱える闇で。

子供はまったく無邪気ではないんだ。子供だってペットじゃない。大人と子供の違いなんて体の大きさくらいだ。

迷子みたいな表情をする狩野がすごく印象的だった。

陸と離れて、よく似た二人が別人になって初めてあの二人は恋ができるんだろうなあ。

いやー、完成度高い漫画だ…。これを青春時代に読めた世代が羨ましくある。

相変わらず作品の感想を述べられるほど語彙が無いけれど、読んで良かった作品でした。

 

人間の出来を決めるのは経験と知識かなあ。

人間の出来に年齢なんか本当に関係なくて、大人が全員「大人」では無く、子供が無条件に「大人じゃない」訳ではない。

ただ長い時間を生きた人はその分その時間の中に詰まる物があるはずで、必然的に「大人」になりやすいんだと思う。

平たく言えば人生の時間を無駄にした奴は体がでかくなっただけでも大人と認められるんだ。んー平等ではない。でも見た目でカテゴリ分けができるならそれが手間が省けていいよね。

もちろん人間の出来ばかりがすべてでは無いけど、あまりにも出来の悪い人を見ると見てるだけで気分を害するよね。やっぱり景観的にも良いに越したことはない。

ネットのスレとか学級会を見てると気分こそ悪くなるけど人間を俯瞰してみてみるのには手軽で丁度いいツールだなと思った。

経験かあ。

波乱の無い穏やかな人生は堕落の道なのかもしれないなあ。この説で言うと。

人間なんて所詮地球の垢みたいなもので、子孫繁栄さえできれば動物として花丸合格なのだから、本当は深く考えなくてもいいのかもしれないな。

でも考えなきゃって思うんだよな。人間だからなあ。

 

眠すぎて言いたい事を言葉に変換するのが難しい。

でも子供は子供で気苦労が多い事、大人は20歳以上であってもそれだけで偉い訳じゃないって事はしっかり判断付く。